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入稿データ作成の手引き-完全印刷データの作成マニュアル

Photoshopデータ制作の注意事項

Photoshopデータ制作時にご留意いただきたい内容についてまとめさせていただいております。
以下の内容につきましては、弊社データチェック時にご確認させていただくことがいたしかねる内容となります。恐れ入りますが、データ制作時およびご入稿前には十分ご留意いただきますようお願い致します。

トンボとヌリタシの作成方法(仕上がりサイズの設定方法)

Photoshopには、トンボを作成する機能がありません。
ガイドラインを利用して仕上がりサイズとヌリタシの設定を行って下さい。

STEP1断裁位置とヌリタシの設定

※ここでは仮にA4サイズを作成するものとしてご説明致します。

1-1.「イメージ」>「解像度」

A4サイズの印刷をする場合は、「ドキュメントのサイズ」をヌリタシ分が含まれたサイズで設定する必要があります。例えば、A4サイズ→297mm×210mmに対して、ヌリタシ4辺3mmとして、303mm×216mmとなります。

Photoshopデータ制作注意事項001

ご注意:画面解像度が300dpi(pixel/inch)未満の場合は、画像の粗さが仕上がりの印刷物で把握できるレベルとなりますので、弊社では、印刷向け解像度は、300~400pixel/inchをお勧めしております。

Photoshopデータ制作注意事項002 Photoshopデータ制作注意事項003
STEP2仕上がりサイズ(断裁位置)の設定

ガイドを使用して、画像のかかりや文字の切れなどを確認することができます。
ガイドは、左辺と右辺にある定規からドラックすれば作ることが出来ます。

Photoshopデータ制作注意事項004

<ご参考> 各規定サイズ毎のドキュメントサイズ設定

A判
ご注文サイズ ドキュメントの設定サイズ
A1
594mm×841mm
600mm×847mm
A2
420mm×594mm
426mm×600mm
A3
297mm×420mm
303mm×426mm
A4
210mm×297mm
216mm×303mm
A5
148mm×210mm
154mm×216mm
A6
105mm×148mm
111mm×154mm
A7
74mm×105mm
80mm×111mm
B判
ご注文サイズ ドキュメントの設定サイズ
B2
515mm×728mm
521mm×734mm
B3
364mm×515mm
370mm×521mm
B4
257mm×364mm
263mm×370mm
B5
182mm×257mm
188mm×263mm
B6
128mm×182mm
134mm×188mm
B7
91mm×128mm
97mm×134mm
B8
64mm×91mm
70mm×97mm

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保存形式のご注意事項 Photoshop EPSの場合

Photoshop EPS形式でご入稿される場合、下記の通り設定をお願いします。

STEP1ファイル形式は「Photoshop EPS」を選択
Photoshopデータ制作注意事項005
STEP2EPSオプションを下記の通り設定
Photoshopデータ制作注意事項006

プレビュー
windowsの場合 ・・・TIFF(8bit/pixel)
Macintoshの場合・・・Macintosh(8bit/pixel)

エンコーディング
JPEG-最高画質(低圧縮率)

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解像度の確認方法

STEP1「イメージ」より「画像解像度」を選択します
Photoshopデータ制作注意事項007
STEP22-1.解像度を350pixel/inchに設定

「画像の再サンプル」のチェックを外した状態で解像度を設定します。

Photoshopデータ制作注意事項008
2-2.ドキュメントサイズを設定

画像の再サンプルにチェックを入れた状態で「ドキュメントサイズ」を適当なサイズに変更し「OK」を押します。

Photoshopデータ制作注意事項009

画像リサイズを行う際の注意点
印刷に適した高画像のデータを準備するためには、スキャニングまたはデジカメで撮影される際に、適当な解像度(350pixel/inch以上)で取り込む必要がございます。

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画像(レイヤー)の統合方法

レイヤーの表示非表示などで、印刷されないレイヤーがあったりトラブルの原因になる可能性があるため、画像レイヤーはひとつにして下さい
また、Photoshopは、フォントのアウトライン作成は必要ありませんが、必ず画像(レイヤー)を統合していただいた上でご入稿下さいませ。

STEP1複数レイヤーデータは統合

Photoshopデータ制作注意事項010

STEP2レイヤーメニューの「画像を統合」を選択
Photoshopデータ制作注意事項011

STEP3レイヤーパレットの確認
Photoshopデータ制作注意事項012

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カラーモードの変換方法

印刷用のデータはプロセスインキ(一般の印刷インキ)であるCMYKである必要があります。RGBで作成されていれば、必ずCMYKモードに変換をして下さい。

フルカラー印刷の場合・・・CMYKへの変換方法

「イメージ」>「モード」>「CMYKカラー」を選択

Photoshopデータ制作注意事項013

スミ1色印刷の場合・・・K(ブラック)への変換方法

「イメージ」>「モード」>「グレースケール」を選択

Photoshopデータ制作注意事項014

※モードをグレースケールに変更して、画像データを保存します。スミ文字やロゴなどの階調が不要なものについては、モノクロ2階調でも使用できます。

■モード
モノクロ2階調 OK
グレースケール OK
CMYKカラー NG
RGBカラー NG

1色印刷の場合・・・C(シアン)もしくは、M(マゼンダ)への変換方法

step1「イメージ」>「モード」>「グレースケール」を選択
Photoshopデータ制作注意事項014 Photoshopデータ制作注意事項015
step2コピー

「編集」>「コピー」を選択

Photoshopデータ制作注意事項016
step3CMYKに変換

「イメージ」>「モード」>「CMYKカラー」を選択

Photoshopデータ制作注意事項017
step4画像を消去

カラーパネルがこのような状態であることを確認し、「delete」

Photoshopデータ制作注意事項018
step5「チャンネル」パレットのシアンを選択した状態でペースト

マゼンダ1色にする場合は「チャンネル」タブで「マゼンダ」を選択します。

Photoshopデータ制作注意事項019
step6「チャンネル」タブで「CMYK」を選択
Photoshopデータ制作注意事項020

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折り目・ミシン目・スジ入れの設定方法(ご指定方法)

印刷物に折り目・ミシン目・スジ入れなどの加工をされる場合、加工位置については下記の方法にてお客様よりご指示いただきますようお願い致します。
仕上げない似存在する線・オブジェクトはとらずにそのまま残しておく形となりますのでご注意下さいませ。

Photoshop

折り目やミシン目の位置の設定は、下記をご参照の上ガイドを用いてご指示下さいませ。
※データに複数のガイドラインがある場合は、弊社にて判別がつかず、業務をストップしてお客様にご確認させていただく必要が出てくるだけでなく、誤った商品に仕上がってしまう可能性もございます。必要のないガイドラインは、削除していただいてからご入稿いただくようお願いいたします。

Photoshopデータ制作注意事項021 Photoshopデータ制作注意事項022

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