前回まででチラシっぽくなってきました。ですが、チラシですので見た人から連絡をもらえなければ意味がありません。 なので、連絡先やホームページのアドレスなんかを付けてみようと思います。ただ文字を入れるだけでは味気ないので、背景を入れて目立つようにしてみましょう。

まずは文字を入力していきましょう。ここは前回やったことと同じ要領で入力します。
ちょっと目立たせるために、線で囲んでその中に色を塗ります。
まずツールボックスから「長方形ツール」を選びます。カーソルの形が十字型になります。カーソルを入力した名前の左上のあたりに合わせてクリック、ボタンを押したままでマウスを右下に動かすと、矩形が描画されますので、そのまま文字がすっぽり入る位置までマウスを動かして、ボタンを離します。

枠線や背景色をいれてみよう
図ではわかりやすく黒で塗っていますが、その時々のイラストレータの設定で、色はついていたりいなかったり、透明だったり、線だけが描かれていたりします。今からこの色を変えて背景にしていきます。

まず、さっき描いた長方形を選択して、カラーウィンドウを見てみましょう。赤枠の下の□の部分が線の色、上の■の部分が中の塗りの色を表しています。つまり、今この長方形は、塗りの色が黒で、周りの線は無しという状態になっています。

とりあえず、真っ黒だと文字が見えませんので、少し淡い色にしてみます。カラーウィンドウのスライダーを動かして、『C:30 M:0 Y:20 K:0』に設定します。下の図のように長方形に色が付きました。

次にこれを線で囲みます。
線を描く(色を付ける)には、カラーウィンドウの下の□の部分をクリックします。すると、上の■よりも手前に表示されます。これで線に色が付けられる状態になりました。
現状は線無し(線に色が付いていない)状態なので、CMYKの値が表示されていません。『C:100 M:50 Y:0 K:0』に設定します。これで下の図のように青い線が引けました。
このままだと文字が隠れちゃっていますね。今作ったこの長方形を背景にするために、背面に移動します。
今描かれている長方形を選択した状態で、
Command + X(Mac) / Ctrl + X(Win) オブジェクトを切り取る
キーを押すと長方形が切り取られます。次に、
Command + B(Mac) / Ctrl + B(Win) 同じ位置の最背面に貼り付け
キーを押すと文字の背面に長方形が貼り付けられます。
この操作を使うと、切り取ったオブジェクトを同じ位置の一番下の階層に移動させることが出来ます。
ちなみに、
Command + F(Mac) / Ctrl + F(Win) 同じ位置の最前面に貼り付け
キーを押すとオブジェクトを最前面に持ってくることができます。
これでチラシデザインの出来上がり!
次回は、入稿するための最後の仕上げとチェックをしていきます。